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2025-07-14 08:18:00

稽古の中の「タフさ」

稽古の中の「タフさ」

タフな選手ってのは、真剣だし、努力家だ。
でも、それだけじゃない。

悔しがって、工夫して、
それを笑い飛ばすことができる強さ。
仲間と競い合い、
ときに勝って喜び、ときに負けて考える。

その繰り返しが「本当の強さ」になる。

たとえば、しんどい練習のとき。
みんなヘトヘトで、でももうひと頑張りしたい時。

——そんなときに、「クスッ」と笑える一言を。
それが言えるやつが、強い。
フザけまくるんじゃない。
仲間を奮い立たせ、リラックスさせ、もう一歩を引き出す。

そういうジョークを言える選手になろう。


「フザける」ことは弱さか?

たとえば試合前。
緊張してる。ビビってる。
——いいんだよ、それで。

だけど、そこで黙りこくって固くなってたらダメだ。
だからジョークを言う。
だから笑う。
だから踊る(かもしれない)。

「フザけたノリ」で試合するな?
その考えも立派。でも、それだけじゃ足りない。

そのノリが「計算されている」なら、
そのフザけが「知性と経験の上にある」なら、
それはタフネスだ。


クールに挑む者たちへ

もちろん、真剣な顔で、真剣に集中して試合に挑む。
静かにその瞬間へ気持ちを高めていく。
——その考えも、すばらしい。

僕自身、どちらかといえばそっち側かもしれない。

では、そんなタイプの選手はどうする?

日々の稽古の中で、ユーモアを磨け。

しんどい練習の最中に、ふっと笑える一言を言えるように。
自分と仲間を和ませるために。
空気を変えるために。

そして試合の時はクールに。
立ち姿すら勝負の一部だという気持ちで挑もう。

周りはそれを、ちゃんとわかってる。
もし誰かが「緊張してるの?」なんて聞いてきたら、
ニコッと笑って、こう言えばいい。

「カッコいいやつは静かでクールなもんだよ」

そう言えるやつが、ほんとのタフネス。


ウィットと知性のある楽しさを

ただフザけるのは不真面目。
でも、「知っててあえてフザける」のは別モノ。

計算されたおふざけ
計算されたノリノリな気持ち

それは周りを和ませ、自分を整える技術。
そう、「戦う者の知恵」だ。


タフネスを稽古で育てよう

僕たちは稽古の中で、
この「タフさ」を育てていく。

・真剣な稽古
・仲間との競い合い
・悔しさを認め、工夫する力
・そして、笑って前に進む意志
・しんどい時こそ、笑いを届けられる余裕
・クールに挑むための、日々の準備

 

それ全部が、「タフネス」なんだ。

2025-07-14 08:14:00

タフ

【タフネスとは何か】

〜フザける知性、競い合う真剣さ〜

まじめに稽古する。声を出す。気合いを入れる。
でも、たまには笑っていい。
笑顔を作って、仲間と励まし合って、
注意し合って、認め合って。

それが「タフネス」。

ただガチガチに真面目なだけじゃダメ。
ただフザけてるだけでもダメ。
そこに「計算されたバランス」があるかどうかだ。


稽古の中の「タフさ」

タフな選手ってのは、真剣だし、努力家だ。
でも、それだけじゃない。

悔しがって、工夫して、
それを笑い飛ばすことができる強さ。
仲間と競い合い、
ときに勝って喜び、ときに負けて考える。

その繰り返しが「本当の強さ」になる。


「フザける」ことは弱さか?

たとえば試合前。
緊張してる。ビビってる。
——いいんだよ、それで。

だけど、そこで黙りこくって固くなってたらダメだ。
だからジョークを言う。
だから笑う。
だから踊る(かもしれない)。

「フザけたノリ」で試合するな?
その考えも立派。でも、それだけじゃ足りない。

そのノリが「計算されている」なら、
そのフザけが「知性と経験の上にある」なら、
それはタフネスだ。


ウィットと知性のある楽しさを

ただフザけるのは不真面目。
でも、「知っててあえてフザける」のは別モノ。

計算されたおふざけ
計算されたノリノリな気持ち

それは周りを和ませ、自分を整える技術。
そう、「戦う者の知恵」だ。


タフネスを稽古で育てよう

僕たちは稽古の中で、
この「タフさ」を育てていく。

・真剣な稽古
・仲間との競い合い
・悔しさを認め、工夫する力
・そして、笑って前に進む意志

それ全部が、「タフネス」。


最後に。

タフネスは「強さ」じゃない。
タフネスは「強くなろうとする姿勢」そのものだ。

ミスしてもいい。
緊張してもいい。
フザけてもいい。

でも、そのすべてに「知性と熱さ」が宿っているか?

そこに向かって、
ドンドン自分を仕上げていこう。

 

タフであろう。タフネスでいような。

2025-07-13 22:40:00

確認、そして自分を守る

確認、そして自分を守る。キックボクシングのリング上で「無意識」の確認を意識する

もちろん空手でも同じですよ。

 

「確認、自分を守る」。この言葉には、私たちの行動の源泉があり、様々な「確認」がありますが、今日はキックボクシングの練習や試合における「確認」、特に試合の時の・「マットの上で・リングの上での・無意識の確認」に焦点を当ててお話します。

 

試合中の「無意識の確認」とは?

 

はじめっ」の主神の言葉・カーン!」とゴングが鳴り響くリングの上。

その瞬間は、誰しも緊張で体が固まるかもしれません。しかし、一度試合が始まってしまえば、多くのファイターは緊張を忘れ、相手の動きに集中しているはずです。

「相手の動きを細かく考えて、自分がいつ向かっていくのか…そんな余裕ないよね?」

その通りです。リング上では、一瞬の判断が勝敗を分けます。しかし、皆さんは「無意識に」、そして「刹那に」、膨大な量の確認を行っているのです。

相手の視線、構え、重心の移動。同時に、自分自身の体の状態も確認しています。 「今、ジャブを出すべきか?」 「ステップで回り込むか、それとも一歩下がるか?」 「蹴りか?パンチか?」

これらの思考は、頭で考えているよりもはるかに速く、まさに無意識のうちに実行されています。この「無意識」の精度こそが、ファイターの実力を決定づけると言っても過言ではありません。

 

無意識の精度を高める「反復稽古」

 

では、その「無意識」を正確に、そして瞬時に機能させるためにはどうすれば良いのでしょうか? 答えはただ一つ、「反復稽古」です。

何度も同じ技を繰り返し、何度も仮想の相手を想像する。 「こう来たら、こう返す」 「このタイミングで、こう向かっていく」

この繰り返しこそが、あなたの体に「確認と行動のセット」を染み込ませていきます。稽古をすればするほど、本番のマットの上・リング上で、あなたは無意識のうちに相手を確認し、適切な行動を起こせるようになるでしょう。確認と動きが、あたかも一つの動作のように一体となるのです。

 

恐怖を乗り越え、自分を創る

 

稽古の中では、恐怖を感じることもあるでしょう。相手の攻撃を前に思わず体が縮こまる。「ビビって丸くなる稽古」もあるかもしれません。

しかし、そこで自分に言い聞かせることが重要です。

「それじゃいけない!」 「丸くなるな、丸くなるぐらいなら、右の拳を突き出せ!」

そう自分に語りかけ、ビビって丸くなるのではなく、臆することなく攻撃に転じる自分を創り上げるのです。

すべての展開を想定し、想像力を最大限に働かせて反復稽古を行う。これが、本当の「自分を守る」強さを生み出す道です。

 

君の隣には、僕がいる

 

「初心者だから、そんなことできないんじゃないか?」 そんな不安を感じるかもしれません。でも、大丈夫です。

先輩であり、先生である私たちがいます。不安なことは、全て任せてください。

私たちは、ファイターとしての「いろは」をすべて教えます。基本から応用まで、一つ一つ指導します。

しかし、忘れてはいけないことがあります。 「僕たちがいるから大丈夫。だから、思い切りやる」 その気持ちは大切です。

でも、「僕たち先生がいるからと言って、頼るな。やるのは自分だ。甘えてちゃいけない。やるのは自分」

私たちは全力で君を応援します。

力いっぱいの稽古をしろ。

私たちは君と一緒に戦うつもりで指導します。

立ち止まりたくなったら、隣で伴走しよう。立ち止まれば、背中を押してやる。

もう歩けないとくじけそうなら、肩を貸す。

不安な気持ちを察してほしいなら、真正面に立って、君の目を見て声をかけてやる。

さあ、どうしていいかわからないとき。 そんな時こそ、確認してください。 「仲間がいること」を。

自分を守るということは、まず自分で動き出すことです。そして、その道のりには、必ず仲間がいることを忘れないでください。

自分を信じて。

2025-07-13 08:46:00

ボジティブにネガティブそして工夫。

【心の声に気づく力】と銘打って。

「ポジティブに考えよう」「前向きがいいんだよ」
たしかに、それは大事なこと。でも――
“思考の向き”を間違えると、自分を信じることが難しくなることもある。

今回は、武道やスポーツ、そして人生のさまざまな場面で現れる
4つの「心のパターン」を紹介しながら、**“本当のポジティブ”**を考えてみよう。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆

パターン①:「俺はヤレる!」…だけど本当は…

何をやってもうまくいかない。組手は怖いし、声を出すのも勇気がいる。
だからこそ「俺はやれる」「ガンガン行ける」と言い聞かせている。

【この思考の落とし穴】
言っていることは“前向き”でも、自分の本心が追いついていない
「自分を信じる」というより、「自分をだましている」状態になってしまう。
これでは、うまくいかなかったときにさらに自信を失ってしまうことがある。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆

パターン②:「俺は出来るから」…でもそれって“傲り”かも?

なんでもうまく出来る。だから「気合いなんて意識しない」「俺には出来る」
「誰よりも上手い」と思っている。

【この思考の落とし穴】
確かに“自信”がある。でもその裏に「過信」や「傲慢さ」が潜んでしまうことも。
アドバイスを素直に聞けなかったり、周りを見下す態度になったりすると、成長は止まる。



・‥…━━━☆・‥…━━━☆


パターン③:「まず、自分ができるところからやってみよう」

出来ないことは多い。でも「どこなら頑張れる?」「声だけでも出してみよう」
自分の中の“挑戦できる部分”を探して、少しずつ前に進もうとする。

【この思考の強さ】
これは、「工夫」と「挑戦」がセットになった前向きさ
10歩進むのではなく、「1歩目を踏み出す勇気」に価値がある。
派手さはなくても、自分をよく見て、進もうとしている姿勢は、とても強い。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


パターン④:「もっと学び、もっと挑戦しよう」

今も出来ることは多い。だからこそ「もっと上を」「もっと学びたい」
「失敗しても、学べる」と考えて、挑戦を続ける。

【この思考の魅力】
自信 + 謙虚さ + 向上心。この三つを持った人は、とても強い。
自分を過信せず、周りから学び、自分で考え、進化していくことができる。

☆★☆・‥…━・‥…★☆★☆★


まとめ:「成長する人」は、どこを見ているかが違う。

ポジティブに考えることは素晴らしい。
でも、それが**「無理な自信」や「傲慢さ」**につながってしまったら逆効果。

本当に強い人は、「今の自分」と「次の一歩」を見つめている。

出来ないことがあってもいい。
出来ることがあっても、そこで止まらず、さらに上を目指せる人が成長していく。
「俺は挑戦する」「俺は工夫する」・‥…━━━☆

こういう人は少しの協力で、自力で、たつでしょうね。


はい、毎度おなじみ。

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2025-07-12 13:14:00

その構えに気持が視える。

構えとは「形」?──たぶん、「意識」の現れ!

構え」と聞いて、どんなイメージを抱きます?

教本通りのきれいな形?
それとも、技を繰り出すための準備姿勢?

僕は、こう思います。

構えは単なる「形」ではなく、
その人の「意識」そのものが現れたもの。

特に、子どもたちの構えを見ていると、それがよくわかるんです。

構えが語る「心の声」

例えば、フルコンタクト空手の稽古で、パンチを受けそうになった子どもがこんな動きをすることがあります。

  • 顎が上がる

  • 身体をのけぞらせる

  • 腕をバタバタと動かす

これ、技術的に見れば「構えができてない」と判断されるかもしれない。

でも、ほんとは違う。あ、出来てないんですけどね(^o^)

「怖い」「避けたい」「どうしよう」──その子の“意識”がそのまま身体に現れているんです。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆


だからこそ、「意識」が変われば「形」も変わる

僕たちは、よく言いますよね。

「もっと顎を引いて!」
「腰を落として!」

もちろん、それも大事です。
でも、その子の中に「怖い」という気持ちがあったら?
形だけを直しても、すぐに戻ってしまうんです。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆

「怖くて動けない」──うん。それで良い。

ここが一番大事。

「怖くて思うようにできない。」それが普通。
それでいいんだよ。

相手の攻撃にビビって身体を丸める。
それは「
自分を守るための素早い判断」なんです。

そう伝えてあげてください。
「きみは、ちゃんと反応できてる。
大丈夫だよ」と。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

丸くなれたら、それを“競技の形”に変えていく

素早く丸くなれるなら、それはすばらしい。
次は素早く「受ける」「ステップする」「捌く」を覚えればいい。

「できない」のが当たり前何だから。
だから「稽古」があるんです。


「難しい? だから何度も稽古するんだよ」


・‥…━━━☆・‥…━━━☆

意識の変化が、自然と“正しい構え”を導く

構えは、思考・言葉・行動の結果。

  • どんな見方をしているか?

  • どんな言葉をかけてもらったか?

  • どんな経験を積んでいるか?

それらすべてが、「構え」ににじみ出てくるんです。


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指導者として、親としてできること

  • 子どもの“心の声”を読み取る
     → 動きや表情の硬さから、何を感じているか想像してみてください。

  • 安心感を与える
     → 「失敗してもいいんだよ」と伝えられる空気をつくる。

  • 成功体験を積ませる
     → 小さな「できた!」の積み重ねが、自信につながります。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


最後に──構えは、心の鏡

構えは、その子の“心”が映し出される鏡です。

技術も大事。でも、それ以上に「心を育む」ことこそ、
しなやかで強い構えを生み出す第一歩だと僕は思っています。

あなたの指導が、子どもたちの未来を拓きます。
…と、自分に言い聞かせる毎日です (^^)

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