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心構えシリーズ⑧~強くなるには「振り返り」が不可欠!空手稽古ノートのつけ方と活用法
「今日は良い稽古ができた!」と満足して家に帰った後、何をしていますか?
稽古が終わったあてに、強くなるための大切な時間が始まります。
それは―― 「復習とイメージトレーニング」 です。
どれだけ激しい稽古をしても、その内容を振り返り、自分の成長につなげなければもったいない。
今回は、日々の稽古を無駄にしないための「第二の稽古」の方法を紹介します。
1. 稽古ノートは「未来の自分へのメッセージ」
「稽古ノート」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、書くのはシンプルでOK。
たった3つの項目を書くだけです。
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今日の目標 … 「今日は〇〇を意識して美しく動く」と決める。
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今日の成果 … 「できたこと」「気づいたこと」を書く。
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今日の課題 … 「できなかったこと」「もっと改善したいこと」を具体的に書く。
例:
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「今日は相手の攻撃をガードする練習をした。〇〇選手の蹴りはガードが間に合わなかった。」
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「先生が言っていた『拳から出す。そして身体でアシスト』の感覚が少し分かった。」
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「右の上段回し蹴りでバランスを崩してしまう。」
こうした記録は、未来の自分が振り返った時に、成長の道筋を教えてくれる「宝物」になります。
さらに、課題を意識すると脳は無意識に答えを探し続けてくれるのです。
2. 「心のメモ」という即効性の復習法
ノートを書く時間がなくても大丈夫。
家に帰るまでの間に「心のメモ」を取るだけでも効果的です。
自問してみましょう。
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今日の稽古で一番印象に残ったことは?
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次の稽古で最初にやってみたいことは?
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今日の課題を解決するために、次にできる工夫は?
車の中や、お風呂の時間、布団に入る前の数分でも構いません。
頭の中で稽古を反芻【思い出し反復する】するだけで、記憶が定着しやすくなります。
3. 反省と復習を「習慣」にする
復習の効果を最大にするには、習慣化が大切です。
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週に一度でも
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月に一度でも
ノートや心のメモを読み返してみましょう。
「先月の課題、今は克服できている!」
「このときはこんなに苦労していたんだな…」
成長を客観的に確認でき、モチベーションが一気に高まります。
まとめ|第二の稽古が、強さをつくる
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稽古は「やって終わり」ではなく、復習とイメージが成長を決める。
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稽古ノートは未来の自分へのメッセージ。
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心のメモで即復習。
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習慣化すれば、才能や体格の差を超えて強くなれる。
反省と復習は地味かもしれません。
しかし、これこそが 着実に強くなるための最強の武器 。
👉 今日から、自分だけの「稽古ノート」や「心のメモ」を始めてみてください。
きっと、稽古がもっと楽しくなり、上達スピードも格段に上がるはずです。
とにかくやってみようよ。ね。