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心構えシリーズ⑦~組手の恐怖心を克服する!「恐れ」を受け入れて強くなる方法
組手は「怖い」もの。それを乗り越えるために
こんにちは!鴻凛會代表の小嶋です。
空手や格闘技をやっている方なら誰もが一度は感じるであろう、組手での**「恐れ」**についてお話ししたいと思います。
試合や練習で相手と向かい合ったとき、体が固くなったり、一歩踏み出すのを躊躇したり…そんな経験はありませんか?
「痛いんじゃないか…」 「負けたらどうしよう…」 「恥ずかしい思いをするんじゃないか…」
正直に言って、組手が怖いと感じるのはごく自然なことです。
むしろ、恐れを感じない人はいません。
大事なのは、その恐怖心にどう向き合うかです。
1. 恐怖を「受け入れる」
組手の大切な心構え、それは**「恐れを受け入れる」**ことです。
恐怖は、あなたが真剣に取り組んでいる証拠であり、体が危険を察知してくれているサインです。
この感情を無視したり、無理に消そうとしたりする必要はありません。
「ああ、今自分は怖いと感じているな」と、客観的に自分の感情を認めてみましょう。
不思議なことに、それだけで少し心が軽くなります。
恐怖は敵ではありません。
上手に付き合うことで、集中力が高まり、危険を回避するセンサーが研ぎ澄まされます。
2. 「自分は全力でヤル」という勇気を持つ
試合でも練習でも、負けることへの恐怖はつきものです。しかし、強くなるためには**「失敗から学ぶ」**ことが不可欠です。
組手は、あなたの技術を試す場であり、同時に新しい課題を見つけるための実験の場です。
勝敗はあくまで結果の一つにすぎません。
「どうすればもっと良い動きができたか?」
「なぜ相手の攻撃が見えなかったのか?」
試合のあと。こうした反省点を見つけられることこそが、本当の、現実の有るべき姿。です。
一歩踏み出す勇気は、「自分はヤル、何か一つでも試してみよう」という気持ちから生まれます。
3. 「小さな成功体験」を積み重ねる
いきなり強大な相手に挑む必要はありません。
まずは、自分にとって少しだけ挑戦的な目標を立ててみましょう。
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「今日は相手の攻撃を一度でも避けられたらOK」
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「相手の顔を見ながら組手をしてみる」
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「一歩前に踏み込んで技を出してみる」
どんなに小さなことでも構いません。この「できた!」という成功体験が、自信となり、次の一歩を踏み出す勇気につながります。
最後に
組手は、心と体を鍛える最高の修行の場です。
恐怖に打ち勝つということは、恐怖心を消し去ることではありません。
**「怖いけれど、一歩踏み出してみよう」**と決断することです。
あなたの中に眠る勇気を引き出し、稽古を続けていきましょう。
一歩ずつ、必ず強くなれます。