心構えシリーズ【コラム】


うしさん2009



心構えシリーズ【経験談です】

「 押忍!」の一言が、僕を変えた話

道場に入るときの「押忍!」という声、みなさんはどうしていますか?

元気よく言えている人もいれば、少し恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。
今日は、僕が白帯から青帯に上がったばかりの頃の、ちょっとした体験を話させてください。

思い切って声を出してみた

あの頃は、まだ自信がなく、道場に入るときはそこそこの声で「押忍…」と呟くのがやっとでした。
でも、ある日、ふとおもいつき、思い切って胸を張り、お腹の底から

「押忍!」と叫んでみたんです。

なんかよくわかりませんが、そうしてみました。


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思考と行動を変える「押忍!」

その日、道場に入る際の心構えを改めて意識した訳ではないのですが。


言葉「押忍!」と、腹の底から元気よく。
思考: 「これから学ばせてもらう場所に入る」という感謝と敬意を持つ。
行動: 足を揃えて一礼してから堂々と入る。

そんなふうにできるといいな・・とたまに思ってはいましたが。

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小さな変化が周りをも変える

その声の御蔭かな?
その日僕は、自分でも驚くほど「凛」とした気持ちで稽古に臨めました。
技術的に劇的に上達したわけではないでしょう。
でも、稽古が終わった後、先輩や仲間からこんな言葉をかけられたんです。


「なんか今日、凛々しかったな。」
「なんだか上達したみたいに見えたよ。」
「強くなったように感じたな。」


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声と姿勢は自己表現の第一歩

この日、僕自身も、ただ「上手くなる」ことだけが稽古ではないと気づかされました。
大切なのは、「どうあるか」。
姿勢と声が「存在」を作る 。

この経験から、僕は道場への出入りの際は、常に大きな声で、しっかりと「自分の存在」を示すように心がけるようになりました。

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まずは自分を変える

すると不思議なことに、周りの僕を見る目が変わってきたのを肌で感じました。
「なんとなく強くなった」と錯覚するほど、自信が湧いてきましたし、後輩たちも僕を「先輩」として見てくれるようになった気がします。

これは、技術的な強さとは違う、**「立ち振る舞い」や「気合い」**が周りに与える影響の大きさを物語っています。



声を出すこと: 大きくはっきりとした声は、自己表現の第一歩です。
姿勢を正すこと: 胸を張り、臍下丹田に力を入れた立ち姿は、自分自身の気持ちを高めるだけでなく、周囲にも良い影響を与えます。



これは、道場の中だけの話ではありません。仕事でも、日常生活でも同じことが言えるのではないでしょうか。 まず、自分を変える。それが、周りをも変える力になります。

さあ、今日から一つ、意識を変えてみませんか?
胸を張り、大きな声を出して、自分自身を表現していきましょうかつ