ブログ
人格の一部形成のために大事なこと。
オスのある子は伸びる
~挨拶に宿る“生き方”~
空手の世界において、「オス!」という挨拶は、単なる言葉ではありません。
(もともとは学生の、「おはようございます。お願いします。の略語です)
それは、礼儀・覚悟・感謝・気合が込められた、“生き様の一声”です。
(カッコいい書き方をしてみた(*^^*))
道場では、稽古前や稽古後に、自然と「オス!」と声が飛び交います。
ですが、よく見てみると、その「オス」にも差があります。
■ 小さな声でなんとなく言う子
なんとなく「オス…」と口にしている子。
恥ずかしいのか、照れているのか。あるいは、習慣で言っているだけかもしれません。
それも最初は仕方ない。でも、やはり物足りないの。
■ 声が大きく、相手の目を見て言う子
一方で、相手の目を見て、しっかりと「オス!!」と挨拶できる子がいます。
たったそれだけで、何かが違う。空気が変わる。
-
「この子は芯があるな」
-
「気持ちが入ってるな」
-
「相手を大切にしてるな」
そんなふうに感じさせてくれます。
それだけじゃなく、こちらも気合が入るのはなぜ。今までの習慣として、いまから「やるぞ」の気が入るからかな。
■ オスに出る“人間力”
私たちはよく、「人は見た目じゃない」と言います。
でも実際には、その人がどう生きているかは、所作や声にあらわれるものです。
だからこそ、「オス!」と、たった一言の挨拶にも、その子の人間性がにじみ出るのです。
■ 挨拶で人生が変わる?
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
挨拶ひとつ変わると、周囲の反応が変わり、人との関係が変わり、自分の評価が変わります。
【おす。こんにちは。こんばんは。おはようございます。ありがとうございます。】
すべての挨拶。
「オスのある子」は、ちゃんと周りからも信頼される。
「オスのある子」は、自分の気持ちにも火をつけられる。
声のコントロール。そこから色々伸びていくのです。
(*^^*)たぶん。
人間、ほとんどの人が生まれて最初に大きな声で泣くようですね。
とにかく、まずは大きな声で「おスッ」
■ 目の前に来て挨拶する子
最近、道場で稽古が終わると、僕の目の前まで来て「ありがとうございました」「オス!」としっかり挨拶して帰る子がいます。
全員がそうしているわけではありません。
でも、その行動には毎回「お、いいな」と感じます。
居残り稽古や自主トレの後、誰にも強制されていないのに、ちゃんと挨拶して帰る。
目の前でしっかり立ち止まり、目を見て、気持ちよく一声「オス!」。
その姿を見ていると、
この子は素直だなぁ~と感心します。
■ 最後に
道場で学んでほしいのは、ただ技術だけではありません。
むしろ大切なのは、人としてのあり方、考え方、姿勢です。
そして自分の人生のあり方というか、生き方?
社会生活の仕方、機転を利かせられる生き方かな。
その第一歩が、道場では「オス」の挨拶。
お腹から「オス!」が言える子は、
きっとこれからの人生で、生き方というか、あり方というか・・
・・・成長していくことができる。
そして社会の中で役立つ知恵を得てほしい。。
そのためにも、場所を意識して「押忍っ」