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自分の器は大きい、小さい、きれい?
あなたの「器」は、どんな形をしていますか?
自分の器の大きさを測ることって、本当に難しいですよね。大皿のようにドンと構えている時もあれば、小鉢のようにひっそり佇む時もある。
フライパンみたいに何でもこなす時もあれば、美しい花瓶のようにただ飾られる時もある。
まるで、日々の食卓に並ぶお皿のように、私たちの器もまた、状況や関わる人によって形や色、質感を変化させている気がします。
例えば、学校に行く時は「学び」を盛り付けるお皿。仕事では「成果」という料理を乗せる器。
友達とワイワイ遊ぶ時は「楽しい時間」を分かち合う器で、怒られる時は、もしかしたら「反省」という苦い薬を受け止める小さな器になっているのかもしれません。
そして、その器の色や形は、自分で思っているものと違うかもしれません。
素朴な木の器かもしれないし、落としたら割れてしまう陶器かもしれない。
落としても割れないダイソーのお皿のように、しなやかで丈夫な部分もあれば、バカラのグラスのように繊細で、扱いに気を遣う部分もあるでしょう。
どれが良いとか悪いとかではなく、それぞれの場面で輝く場所がある、ということですよね。
器の価値は、誰がどう扱うかで変わる
高価なバカラのグラスが、キャンプ場では場違いになるように、どんなに素晴らしい器でも、置かれる場所を間違えればその真価は発揮されません。
逆に、ダイソーで買ったお皿でも、一流の料理人が腕を振るい、センスの良い人が盛り付ければ、驚くほど豪華で美味しそうに見える。
これは、自分という器の価値が、「誰が」、そして**「どこで」、「どのように」**扱うかによって大きく変わる、ということを教えてくれます。
**「相棒」**の存在は、自分の器を輝かせる上で非常に重要です。
世界のHONDA。
本田宗一郎には藤沢武夫。
世界のソニー、井深大には盛田昭夫。
歴史に残る偉業も、素晴らしい相棒がいたからこそ成し遂げられたものです。料理人がダイソーのお皿を一流の品に見せるように、あなたのセンスや個性を引き出し、高めてくれる存在。
それが「相棒」なんです。
居場所と相棒を選ぶことが、あなたを輝かせる
結局のところ、自分の器の形や色を過度に気にすることよりも、「付き合う相手を選ぶこと」、そして**「自分の居場所を間違えないこと」**が、人生を豊かにする秘訣なのではないでしょうか。
バカラのグラスもダイソーのグラスも、それぞれの場所で最高の輝きを放ちます。
キャンプ場で友達とワイワイ楽しむなら、バカラのグラスは心配で楽しめないけど、ダイソーのグラスなら気兼ねなく使える。自分の良さが活かされる場所を選び、そして自分を理解し、高めてくれる相棒と出会うこと。
これこそが、充実した人生を送るための鍵です。
自分を磨くことももちろん大切ですが、それ以上に、素敵な相棒と共に、自分らしい表現を見つけていくこと。
そして、その相棒にとっても、あなたが素敵な存在であると思ってもらえるような関係を築くこと。そうすることで、あなたの器は、様々な場面で最高の輝きを放つことができるはずです。
あなた自身の「器」は、今、どんな形をしていますか?そして、その器を輝かせてくれる「相棒」は見つかっていますか?