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2025-05-04 15:58:00
教科書 ニギリの教科書
拳の握りはすごく大事。
握り方一つで、パンチの威力が全然変わっちゃうんです。
キックボクシングはグローブつけるから、ちょっと違うけどね。
僕がいいと思う握りは、指の間にスキマがなくて、ギュッと詰まってる感じ。
密度がより高く。
例えるなら、握った拳がフニャフニャしないイメージ。しっかり隙間なく握るんです。
写真の上部2つみたいに、人差し指が浮いちゃうのは良くない。 浮いてると、パンチが当たるときとか、突いたときに、握りのスキマで指が動いたりずれちゃったりするんです。 このスキマがあると、衝撃が吸収されちゃうから、パンチの力がちゃんと伝わらない。それに、フニャフニャしてると、指がねじれたりして、変な痛みの原因にもなるんです。(この感じ、言葉で言うの難しいんだけど。)
強いパンチを出すには(もしくは軽く出しても強く衝撃走らせるには)握りが安定してないとダメ。 グラグラした握りだと、スキマのせいで力が逃げちゃって、指の関節もねじれて痛くなっちゃうんです。
重さと密度具合で考えると、1kgの鉄の玉と1kgの綿を想像してみて。 同じ速さでぶつかったら、どっちが痛いかはわかるでしょ?もちろん鉄の玉だよね。
これを同じ綿で考えてみよう。 同じ1kgの綿を二つ用意します。 一つは「ギュッ」と強く握って詰めたもの。密度がギュッと。 もう一つは、軽く丸めただけのもの。 これを同じ人に同じように投げつけたら、どっちが痛くて、力が伝わると思う?
ちょっと考えれば、わかるはず。 つまり、そういうことなんです。
拳は当てる瞬間「ギュと」ね。